OGFの技術について データ取得について

データ取得

海上地震探査では、海底面や地層の境界面で反射した地震波(弾性波)を、ストリーマ・ケーブルで受振することで地下構造のデータを獲得します。正確な地下構造把握の障害となるのが、ゴースト波と呼ばれる海面で反射した地震波です。従来は海面近くでケーブルを曳航することによってゴースト波の影響を軽減させる調査手法が主流でしたが、そうした場合波浪によって生じるノイズの影響を受けやすくなるという問題が生じていました。

「たんさ」に搭載されているストリーマ・ケーブルはPGS社が開発したGeoStreamer®という製品です。従来のハイドロフォンと呼ばれる圧力センサーに加えて、波の加速度を感知できるジオ・センサーを内蔵したデュアル・センサー型ストリーマであるGeoStreamer®は、ゴースト波とデータ解析に必要な反射波の識別を実現しました。これにより曳航深度も深くすることが可能となり、波浪の影響も抑制できます。熟練された操船技術と最新鋭の調査機器の搭載により、「たんさ」は効率的で正確なデータ取得を行っています。

詳細については英語版ページ及びPGS社オフィシャルサイトをご参照ください。